「家を探して連れてきてくれたのよ?」
「そう……」
「そのまま花恋の部屋まで運んでくれたんだから」
「えっ……あたしの部屋まで!?」
「そうよ。部屋まで運びますって言ってくれるから、お願いしちゃったわ。どうせお母さんひとりじゃ運べないし助かっちゃった。さすが男の子ね」
お母さんは感心したように言うけど。
青山くんがあたしの部屋に入ったのかと思うと、それだけでまた熱が上がりそう……。
そもそもここまで熱が上がったのは、あのキスのせいなんだから、ぜったい……!
「冷たいものでも飲んでいくように勧めたんだけど、結構ですって。名前も聞いたんだけどね、教えてくれずにすぐに帰っちゃったのよ」
……そうなんだ?
「すごくカッコよくて好青年だったわよ~。もし学校で会ったらお礼言ってね?」



