もっと、俺のそばにおいで。



「モテると思って、調子乗ってるんだよー。さーいーあーくー」


「は、ははは……」



あれだけグイグイ押してたくせに、杏ちゃんのこの変わりように苦笑い。



「そんなにすぐには無理だよね?」



大人な対応をしてくれる友梨ちゃんは、あたしの肩にそっと手を乗せてくれる。



「う……うん……」



でも正直。

笹本くんに既読無視されたことより、青山くんとのあれこれの方が、ある意味インパクトが強いんだ。今は。



「もー笹本くんのことはいいから!昨日花恋、ほんとは青山くんとふたりで消えちゃったんじゃなぁい~?」



杏ちゃんが怪しい目を向けてくる。



「そ、そんなわけないじゃん」