良かった。
4人で楽しめたのならそれで良かったよ……。
逆に、あたしたちは行かなくて良かったかも。
青山くんが行ってたら、雰囲気壊しちゃってたかもしれないし。
「ねえ、杏ちゃん。彼とはもう……」
「今朝もね、おはようって送ったら、かわいいスタンプ送られてきたの~。ほら見て~」
連絡先交換したの?って聞こうとしたのに。
そんなの、杏ちゃんにとっては息を吸うよりも簡単なことか。
杏ちゃんは、ニコニコしながらその画面を見せてくれる。
「わぁ、ほんとだ。カワイイ」
可愛い猫が太陽と共にイラストになっているもので。
確かに、あの智史くんがそんなカワイイものを送ったとなれば、テンションが上がるのもわからなくもない。
「ギャップ萌えだよぉ~」
体をクネクネさせながら、そのスタンプを何度も眺める杏ちゃんは幸せオーラに包まれている。



