「アンタって言いたいこと言えずに、随分損してんじゃねえの?」
「…………」
「俺ってなんでも顔とか態度に出すから、アンタみたいな感覚よくわかんねえけど。自分の意志くらいちゃんと伝えたら?」
「…………」
全身が、火に包まれたように熱かった。
わかってることを諭されるって、ほんと恥ずかしい。
そういうことが、器用に出来ない自分がイヤなのに。
あたしだって、この性格、好きでやってるわけじゃない……。
青山くんは人の目を気にせず、言いたいことやりたいことを、その時の気分で出来る人なんだろうな。
周りにどう思われるとかあんまり考えずに。
朝の様子を見てもすごくそう思う。
そういうの……うらやましい。



