お金を払ってくれたのは青山くんで、なんでもいいって言ったのはあたし。
あたしが全部悪い。
"なんでもいい"って言ったのに、結局なんでもよくなかったんだから。
適当なやつって思われたはず……。
怒ることすら面倒だったのかもしれない。
「……ごめん、なさい」
「べつに謝ってほしかったわけじゃねえけど、その性格、疲れねえ?」
「え……」
「さっきもカラオケに行きたくないなら、そうハッキリ言うことも必要なんじゃねえの?」
あたしはポカンとして青山くんを見つめた。
自己中だと思っていた青山くんが、あまりにも的を射たことを言うから。
そんなこと、なにも考えてなさそうなのに。



