「ん」
スッ……と、あたしの目の前に置かれる紅茶。
その伸びてきた手は、青山くんで……。
……え。
わざわざ買い直しに行ってくれたの……!?
……あああ……ほんとにもう……。
「ご、ごめんなさい。やっぱりあたし自分で払いますっ」
「金は別にいいんだけどさ。はっきり言ってくんないと、周りが迷惑するっていうか」
腕組みをしながら言う青山くんに、若干のいら立ちを感じとる。
「…………」
まちがってない。
まちがってないけど。
グサッときた。
それは、いま。
青山くんは迷惑したってわけで。
…………そうだよね。



