もっと、俺のそばにおいで。



どうしよう。


とりあえず、舌先にだけコーヒーをつけてゆっくりカップを戻すと。



「砂糖とか入れねぇの?それブラックだけど」



砂糖とミルクの入った容器が差し出される。



「あ、ありがとう……」



入れたところで、やっぱりコーヒーは苦手なんだよなあ……。

でも、せっかくだし、入れて無理してでも飲もうと砂糖を手に取ると。



「もしかして、コーヒー苦手だった?」


「そ、そんなことないっ……」



慌てて否定したけど。



「…………」


「…………」



切れ長の目で見つめられて、動きが止まってしまう。



まただ。

有無を言わさないこの目。


青山くんのこの目にジッと見つめられたら……。