もっと、俺のそばにおいで。



「借りてきた猫みてえ。雑貨選んでた時とは別人だな」


「……っ」



だってあれは……。


いつも行ってるお店だし、一緒に居るのが青山くんってこと、一瞬忘れかけてたし……。

とは言えず。



「ドーナツ食える?勝手に頼んだけど」


「……うん、食べられる。……けど」


「けど?」



言葉尻をすくいあげて、覗き込むように顔を近づけてくる。



「……っ」



こんな風に顔を近づけられたら、ドキッとしちゃうよ。



「なに?」


「……だ、大丈夫なの……?具合……」



それも気になって。


だって具合よくないからカラオケに行かなかったのに、あたしとお茶してるなんて……。