その日の夜。寝てしまう怖さは残っていたけれど、津崎の言うとおりこのままムリに起きていれば倒れてしまうと、私は過去にきてはじめて眠りについた。
スマホのアラームとともに目が覚めて、不安な朝を迎えたけど私がいたのは未来ではなく島の部屋だった。
ホッと胸を撫で下ろして、学校に向かう。午前、午後の授業をうけて三日目が終わり、そして四日間目の朝。
私はいつもより早めに家を出た。
今日は津崎の謹慎が明ける日。
学校に着くとまだ津崎は来ていなくて、私はそわそわとしながら待つ。そのうち校舎に予鈴が鳴って担任が教室へと入ってくるとホームルームがはじまってしまった。
ちょっと待って。もしかして今日も休み?
あまり催促してもうざがられそうと、津崎にメールなどはしてないけど、やっぱり昨日の夜に【明日は学校だから忘れないでね】ぐらいのメッセージを送ったらよかったかもしれない。
津崎に会えないなら、私が過去にきた意味がないのに。
そんなことを思いながらひとりで落ち込んでいると、ガラッ!と荒々しく教室のドアが開いた。その音と同時にクラスメイトたちの視線が一点に集中する。
そこにいたのはワイシャツにゆるくネクタイを巻いた制服姿の津崎だった。



