「翠…委員会行こうぜ?」 「待ってよ。こっちにも都合ってもんがあんの!一緒に行きたいなら、あたしの言い分も聞きなさいよね」 バンバンと控え目に小さく机を叩いて、俺に自分の席の前に座るように促す。 俺はなんの疑問も持たずに、その向かい側に背もたれを前にして、 「なんだよ?」 と尋ねる。 翠は、少しの間言葉を途切らせてから、こう口を開いた。