今時珍しいくらいの漆黒に染まってる長い髪を、ポニーテールにしてる翠は口癖のように俺の事を「女の敵」だって言うんだけど。
俺に言わせれば、その小さくまとまった顔立ちに収まった、大きな瞳とふくよかさのある口唇…傍にいかなくても分かるくらいの長い睫毛に、ドキドキしない男はいない。
俺だって、本当に今すぐ、所構わずキスしたいくらいだし、もっと言えば…深く触れたい。
「なぁ?翠?」
「何よ?」
委員会が始まると、会議資料をめくる音と進行役の台詞だけが教室内に響く。
俺は、なんだかんだとぴったり隣に座った翠の耳元に囁き掛けた。
それがくすぐったいのか、翠は少しだけ身を捩って俺の方をチラリと見る。
「好きだ…」
「…?!」
バサッと手元から資料を落とす翠が、可愛くて可愛くて仕方がない。
俺は微笑んで、もう一度「好きだ」と囁いた。
俺に言わせれば、その小さくまとまった顔立ちに収まった、大きな瞳とふくよかさのある口唇…傍にいかなくても分かるくらいの長い睫毛に、ドキドキしない男はいない。
俺だって、本当に今すぐ、所構わずキスしたいくらいだし、もっと言えば…深く触れたい。
「なぁ?翠?」
「何よ?」
委員会が始まると、会議資料をめくる音と進行役の台詞だけが教室内に響く。
俺は、なんだかんだとぴったり隣に座った翠の耳元に囁き掛けた。
それがくすぐったいのか、翠は少しだけ身を捩って俺の方をチラリと見る。
「好きだ…」
「…?!」
バサッと手元から資料を落とす翠が、可愛くて可愛くて仕方がない。
俺は微笑んで、もう一度「好きだ」と囁いた。



