キーンコーン…




ありきたりな終業ベルが鳴る。



俺は「んー!」と大きく背伸びをして、ノートの上にシャーペンを転がした。




やっぱ、歴史は向いてねーや。

昔の事そんなに知ってどーすんだか。

それ、どんな時に役に立つんだよ?



消されていく黒板を見つめながら、一息溜息をついた。


けども、ノートはしっかり取ってある。


何故か?

そりゃあ…。