次の日昼休み、「ねね、藤堂さん呼ばれてるよ?」



教えてくれたのはクラスの女



「さんきゅ!」



そう言って廊下に出た瞬間、



「ふふ、藤堂明星さん?」



……小桃が、倉羅羽小桃が、いたんだ



手が…足が…



「だからなんだ」



震えちまう



「随分と荒々しくなったのね?」



それを隠して



「関係ねぇだろ」



話し続ける