「ねぇ?えーじ先パイ?私、えーじ先パイの事、何気にずっと好きだったのかも…」

「やっと、言った。それ、爽香からちゃんと聞きたかったんだよ…」

くしゃり、と微笑む彼はどんな人より綺麗…。
あぁ、その笑顔がずっと見たかったんだ。

「私、えーじ先パイの、笑顔好き…」

「…やっぱ、そう言われると恥ずかしいかも」

「むー!散々言ってた癖に!」

「はは…爽香、好きだよ…」

「…私も、好き…」

鼻先が触れ合う程の距離で彼を見つめて、愛を囁いた。

もう、幸せになってもいいのなら…。
彼との告白を重ねて絡めて砕いていって…。
1つ1つ、この想いの点と点を繋いで、いつか、人生を結べるくらい、長い線になれたらいい…。


私を幸せにしてくれるように、誰よりも貴方を幸せに出来たらいい。


fin.