リストバンドの約束

え?


それって東吾?


「先生!私が持っていきます。ついでにお礼してきたいので。」


「そうか。じゃあ頼むよ。」


絆創膏を受け取ると私は東吾を探した。


周りには先輩達が沢山いてどこいるか分かんない。


私はちょっとだけ小走りになると後ろからグイッと手を引かれた。


「ちょっと、何走ってんの?由紀さん。」


ちょっと怖い顔して東吾が聞いてくる。


「東吾!!怪我したんでしょ?指見せて!!」


「っていうか、由紀聞いてるの?」


「今はそれより怪我!先生から絆創膏もらってきたから。」


私は持っていたティッシュで血を拭き取ると、絆創膏を貼る。


「はい。大丈夫だよ。」


「ありがとう。・・・・由紀はもう大丈夫なの?大丈夫でも走るなよ。」


「うん。さっきよりは大丈夫だよ。ありがとう。」


「そっか。・・・・・ご飯食べれる?」


「あっ、うん。私当番だったのに。」


「俺が変わっておいた。から、心配すんな。」


東吾は私の頭にポンッと手を置いた。


そしてクシャクシャと撫でて髪がボサボサになった。