リストバンドの約束

「だってー。由紀の寝顔なんて珍しいじゃん?」


「・・・・東吾に送ったっていうの本当?」


「うん。あっ、そこにいるから聞いてみたら?」


真由に背中を押されて私は東吾の所へ向かった。


「東吾!」


東吾の後ろから名前を呼ぶと振り向いてこっちを見た。


「お、やっと起きたの?」


「起きたの?じゃないよ!起こしてくれれば良かったじゃん。それと、・・・・・・写真見た?」


東吾はスマホを出して写真を見せてきた。


「これでしょ?」


「あーー!消してーー!恥ずかしい!!」


「消さないよー。あっ、呼ばれてるから行くな!」


言い逃げされたー!


っていうか、私も行かなきゃ!!


ペンションに荷物を置いて体育館に移動する。


体育館の目の前には綺麗な海が広がっている。


「じゃあ練習始めるぞ!男子は外周、女子はアップから始めろよ!」


「「「「「はい!!」」」」」


こうして合宿がスタートした。