リストバンドの約束

「俺、バスケやりたくなってきた。」


突然の宣言に私は大きく頷いた。


「私も!!・・・・想像と全然違った。なんかワクワクが止まらなくて、走ってるだけなのに目が離せないみたいな!!」


「そうそう!!スリーポイントシュート入るかなーじゃなくて、絶対入るんだもん。」


昇降口前で興奮して話す私達を横目に見ていく人達。


そんなのに気にせず私達は話していた。


「俺、バスケ部入るわ。・・・・・なんか、今なら越えられると思う。次は絶対越えたいんだよ。」


リストバンドを見て、力強く言った。


今の東吾はなんかキラキラしてる。


私も、バスケしたい。


でも、バスケを続けたらまた、悠香と会うかもしれない。


・・・・・・・・・・なんか、逃げてるみたい。


悠香がいるからって理由作って逃げてるみたいだ。


そんなの・・・・・私じゃない。


「・・・・私ね、多分どこかで逃げてた。悠香がいるからバスケ続けるかどうか悩んでた。でも・・・・・・・・・大事なのは、私がバスケをしたいかどうかだよね?まずは自分が楽しんでバスケしなきゃだめだよね。」


「じゃあ、続けるの?」


「・・・・・・・うん。続けるよ。楽しみたい。バスケを。」