リストバンドの約束

「じゃあ、・・・・・・・落ち着いたら帰ろっか。私は先に行ってるよ。」


「うん。」


由紀が中に入ると俺は立ち上がった。


めっちゃダセー。


こんな姿由紀に見せるなんて。


由紀に言われて、さっきよりは元気になったのかもしれないけど、俺の心にはぽかっと穴が開いたまま。


颯十に勝てなかった悔しさ。


そして、


颯十へのライバル心が増して、


最後に俺の心に残ったのは、


行き場のない、


伝えられない、


どうしようもない、由紀への恋心だけ。