素っ気なく返す黎だが、幼い頃より一緒に育った澪にはわかる。 こいつ―― 「……明後日で、いいんだよね?」 それは、黎の食事の日。 毎日ではなく、数日置いて与えられている。 たまに間隔を空けたり狭めたりして、澪の祖父は吸血鬼を観察している。 黎は「あー」と曖昧に肯いた。澪は顔を渋くする。 (余計な仕事増やすなよ……) 今日明日、黎には尾行でも必要そうだ。 澪にそういうことは出来ないから、祖父の周りに頼んでおこう。