「へ? 大丈夫だよ。お仕事あるんでしょ?」 「お前な……この前あったこと忘れたのか? 看護師の人に聞いたけど、いつもより遅い時間、なってるんだろ?」 「う……それはそうだけど……」 「仕事のことなら気にするな。ちゃんと休憩時間だって抜けて来たから」 「………」 真紅がまだ反論したそうにいると、黎はさっさか歩き出してしまった。 真紅の家は知られているのだ。 「真紅? 早く来い」 「~~~」 振り向いて呼ばれ、真紅は唇を引き結んだ。