しばらく、私の話を黙って聞いていた万純は、馨と鞠子先輩たちの話になると、少し複雑そうな表情を浮かべる。
そして、
「…でね、昨日…万里くんに…こ、告白されて」
と、万里くんからの告白の話をした瞬間。
「マジで!?!?」
本気で驚いたように私を見つめた。
「う、うん」
そんな彼女の勢いに押され、私もコクコク首を縦に振る。
「そっか…万里がね。告白はもうちょい先になるかと思ってたけど……まぁそれはおいといて…で、結茉は?結茉はどう思った?万里からの告白!」
不意に、飛び出した質問に私は、うっと言葉に詰まった。
なんか、私の友達だけど、万里くんの身内でもある万純に万里くんの告白を相談するのってなんだか変な感じだ。