突然の出来事に心臓は早鐘を打ち、頭の中は大混乱。
「……俺は…お前が」
馨が意を決したように、口を開いた時。
「馨ー!私、やっぱりコーラじゃなくて、オレンジジュースに…って、あれ、結茉ちゃん?結茉ちゃんも一緒だったんだ!」
と、明るく声をかけてきたのは木陰で休んでいるはずの鞠子先輩だった。
どうやら、飲み物の注文変更を馨に伝えに来たらしい。
彼女が近づくと、パッと、私の手首を掴んでいた手を放す馨。
「…あ、はい。私も万里くんに飲み物を買いに…」
「そっか!結構、遊んで疲れたもんね。私と馨も休憩中なの」
「先輩、せっかく休んでたのにわざわざ来なくてもLINEくれれば…」
「えー。だって、1人で暇だったし。」
そう言うと、軽く頬を膨らませた。



