私はあなたの恋愛相談相手~この思いを胸に秘めて~


「万里くん、待って…さっきは」

"ごめんね"と、言おうとした瞬間、

「二人とも!見てー!あっちに観覧車見えるよ。」

キャピキャピと、テンションが高くなっている鞠子先輩の声に私の声がかきけされた。

彼女が指す方向に顔を向けると、

「ほんとだ…観覧車」

大きな赤いゴンドラが見え、思わず表情が綻ぶ。

「結茉ちゃんは観覧車好き?」

「う、うん…でも、ジェットコースターとかも好きだよ、万里くんは?」

「あぁ、俺は絶叫系はあんまり…」

てか、普通に会話しちゃってるし!さっきのこと謝るタイミング逃しちゃった…。

「まずは、入場券買わなきゃね!馨行こう!結茉ちゃんたちも早くー」

パタパタと、駆け足で遊園地の方向に向かって足を進める鞠子先輩。

一番楽しそうにはしゃぐ彼女を筆頭に、馨、私、そして、万里くんは、あとに続いて歩みを進めたのだった。