「…わかってる、結茉ありがとな。」 ポツリと、小さく言葉を残し、馨は素直に少し遠くの空いている席に腰を下ろした。 全く…世話がやけるなぁ 「いいの?…結茉ちゃん…まだ、馨くんのこと、」 万里くんが心配そうに声をかけてくれる。 「…うん、けど、馨が好きなのは鞠子先輩だから。…だから、うまくいってほしいなって思うし」 そう思っていたからこそ今まで続けてこられたのかもしれないね。馨の恋愛相談。 少し離れた場所で馨と鞠子先輩が楽しそうに話している姿に私はふとそう思った。