私はあなたの恋愛相談相手~この思いを胸に秘めて~


私たちの後ろを数歩下がって万里くんが、さらにその数歩後ろから馨が続く。

電車は予定していた時刻のものに乗ることができたが、休日ということもあり、四人で座れそうな席は空いていない。

キョロキョロ辺りを見回すと、

「あ!あっち二席空いてる!鞠子先輩座ってください。馨、ほら、鞠子先輩と座ってきなよ」

「結茉たち二人で座れよ。一人で立ってたら危ねーし。俺立っとくから」

と、言う馨。

全く、何を言い出すんだコイツは…。

「いいから!二人で座るの!私は万里くんといるから大丈夫だし」

と、半ば強引に鞠子先輩と馨を二人きりにさせた。


そして、

「さっきの態度きちんと謝りなよ。鞠子先輩本当に楽しみにしてたんだから」

すれ違い様に小さな声で馨に声をかける。