『鞠子先輩、万里くんは日曜日午後からなら大丈夫だそうです!』


続け様に、先輩に万里くんからのメッセージを伝える。



今さらだけどグループ作った方が早かったよね…。


なんて、ふと考えてしまった。


…今日は疲れたし、鞠子先輩とは明日話せばいいよね、


そう考え、メッセージの最後に


『詳しい話はまた、学校でお話しましょう』


と、添えておく。


これでとりあえずは、返信しなくてもいいだろう。


…万純に連絡しないとな…あ、もしかしたら万里くん経由で伝わってるかもしれない。


そんな他愛もないことを考えながらベッドでゴロゴロしているといつの間にかまぶたが重くなってくる。


なんだかんだ今日もいろいろあって疲れたんだろうな。


…お風呂入らないととか、夕御飯食べてないやとか眠い頭で考えてはみるけれど、どんどん視界が狭くなっていく。



…もう、全部明日でいいか。


ダブルデート、私、鞠子先輩と上手くやれるといいけど…それに万里くんと馨仲良くできるかな…。


そんな当日の一抹の不安を抱えつつ、私はいつの間にか意識を手放していた。