鞠子先輩の文面からすごく楽しみにしているのが伝わってきて私は少し憂鬱になった。


あの時、ハッキリ断れずに流されてしまった自分が情けない。


思わず


「…はぁ」


と、小さなため息がこぼれた。


けれど、もうここまできたら覚悟を決めるしかない。


『私はいつでも大丈夫です。万里くんにも確認とってみますね!大丈夫そうだったらまた連絡します』


そんなメッセージを送信し、続けて万里くんにも確認のLINEを送った。


しばらくして


『俺も来週の日曜日なら午前中で部活終わるし、午後からなら大丈夫』


と、万里くんから、返信がくる。