この手の温度を、大切に大切にして。
りょーたに逢わない間もしっかり育んで…私はこれから進んでいこう。
けして、りょーたと交わした温度を裏切らないように。
全てを失くさない様に。



授業が始まるまで、りょーたはそっと傍にいてくれた。
綾乃たちが、何かを言っても私に負担を掛けないようにしていてくれた。


その優しさが、胸に痛かった…。