「リョータ!早く病室へ!」 屋上で暫く蹲っていた俺に、アンディが血相を変えて声を掛けて来て、驚いて思わず握り締めていたスマホをカタン、と床に落とした。 あぁ、神様。 お願いだから、これ以上。 これ以上、俺に試練を与えないでください。 もうこれ以上は、潰れてしまいそうだから…。 耐えられそうに、ないから…。