ふっと溜息をついて、オレはあの時の小桜の泣き顔をもう一度思い浮かべた。 …どんどん失われていく、距離。 友達としても、クラスメイトとしてもいられないのなら、いっそ出逢う事もしなければよかった。 こんなにも小桜が好きな気持ちをどこにも仕舞い込めないから…。