障子としての役割を失い、唯の紙と木片へとなったそれを静かに見つめる。




?「ーーーー煩ぇから来てみたら、これはどういうことだ?」

総司と私の背中の方から低い声が聞こえた。



総司の顔色が真っ青になる。
恐らく私も同じような顔をしているだろう。


錆びついたカラクリ人形のようにゆっくりと後ろを振り返った。


土方「そのゴミは、もしかして障子だったりしないよなぁ?」

あ、私の人生詰んだ。


そこには言葉では言い表せない顔をした土方が、腕を組んで立っていた。


その表情を色で表すならば真っ黒。

泣く子は黙るどころか失神する。

漫画や、アニメだとモザイクかかってるレべルの怖さ。

さすが、鬼の副長というあだ名が付いているだけある。