山南さんも、裏切ったんだ。

裏切り者に感じる情なんてーーーーー


目の前に誰かの足が見えた。




リバティ「・・・見つけた。」


見上げると、そこにはりぃが立っていた。


リバティ「流石に帰んの遅すぎ。

迎えに来たよ。」


気づけばもうあたりは暗く、夜の風を感じる。


「・・・・・りぃ。」

思っていたより情けない声がかすれた。

いや、声だけじゃない。


顔も、ひどい顔をしているだろう。




りぃは、僕の頭を何も言わずに撫でた。