「文章がスピーディーに書けるようになったら次はホームページの作り方でも覚えてもらうか。プログラムとかになるが。お前呑み込みはやそうだから、技術習得したあとは存分に活かしてくれそうだな。さっそくメールで応対もいくらか任せよう」

「……はい」


そんな大事そうな役割を任せてもらえるなんて結構信頼してもらえてるってことだよね。


嬉しい。


「よーし。これで俺のドライアイが少しはマシになる」

「はぁ?」


いや、違う。


「はぁ。じっとしてるのは性分に合わなくてねぇ。ブルーライトも大嫌いだ」


つまり自分の苦手なことを押し付ける気満々なんですね。


でも、どうしてだろう。


当たり前のようにこの先もわたしがここにいると思われているのが、嬉しい。


そういうの苦手だったはずなのに……。


先生になら思っていて欲しい。


わたしだって、先生の未来にわたしがいることを願ってる。