「残念だったな」
「……え?」
「模擬店。やりたかったのに別のクラスになって」
「それなら……大丈夫です。なんだかんだ盛り上がってるので」
すると、副会長は目を見開いた。
「マジで?」
「マジです」
「お前やるなぁ。不良どもを束ねられたのか」
「変な言い方しないでください。っていうか、自分だって不良じゃないですか」
……しまった。
副会長相手にツッコミを入れてしまった。
「まぁな」
(な、納得した……!?)
「わたしの力じゃ、ないですよ。助けてくれたクラスメイトのおかげです」
「だけどそれは、お前を助けたいと思えるのが前提だろ」
案外怖いひとじゃないのかもしれない。
「見ろ」
そういってポケットから取り出した副会長のスマホの画面をそっと覗き込むと――。
「……?」


