* 階段を降りていると――。 「どいつだよ! 本田さんのバイクにイタズラしたのは」 「この学校の生徒って情報は掴んでんだよ」 そんなことを言ってバットを振り回している連中がいた。 うちの学校には不真面目な生徒が多いが、まさか、暴走族に喧嘩を売った連中がいるの……!? アイツらの前に出るのは、マズイ。 「このまま1階まで降りよう。足音、気をつけて」 レオが、耳元でわたしに囁く。 「……うん」 「怖い? 引き返す?」 「ううん。進む」