* 午後一番の授業に、愛美の姿はなかった。 ――放課後。 「素子、帰ろ」 雅人が、わたしを迎えに来た。 靴箱に向かい校門を出て 家に帰るまでの間 雅人と、ごく普通の会話をした。 わたちは喧嘩したわけじゃない。 雅人から告白されたあと わたしは、ただただ、なにも言えなくなった。