「れ、黎……」 それは、ジャン高の制服を着た、黎で。 はじめて見る、明るい陽の光の下の、黎。 陽に照らされた黎の肌は透き通るように綺麗で、黒だと思っていた髪の毛は、栗色だったことを知る。 「なんで来ねえんだよっ……」 その顔には、苛立ちのみ。 「えっ……」 「なんで来ねえんだって聞いてんだよっ……」 「どこに……」 混乱しすぎて頭が回らない。 「どこに?ナめてんのか。虹池だっ!」 「…………」 虹池……。 だって、あれはもともと約束したわけでもないし。