見つかってしまった。 「……っ」 止まらないと、撃たれるパターン……? まるで、刑事に追われた犯人のように。 すっと、足を止めて目を瞑って息を止める。 次の瞬間、腕を掴まれて、あたしの体は反転した。 「……っ……!」 怖い。 あたしは目を閉じたまま、なにをされるのかとジッと身を小さくする。 「…………美月」 ……え? 静かに落とされた声に導かれるように目を開けると。 そこには、信じられない人物が立っていた。