どうしよう。 お母さんはごまかせても、お父さんは……。 お兄ちゃんよりも鋭くとがった眼差し。 「ああ。そういえば、たまに朝2枚食う時がある」 助け舟のようなお兄ちゃんの言葉。 「ならいい」そう言うと、お父さんはまた食事を続けた。 ……テルさんだったら、絶対に無理だろうな。 ていうか、お兄ちゃんが2枚食べてるなんてほんと……? だって、食パンを持って行っているのは間違いなくあたしなんだから。 なにかを悟られたんじゃないかと冷や冷やしていたけど、その後何も言われることはなかった。