ーーーバンッ。 お父さんが、机の上に箸をおく音がやけに響いた。 「まさかとは思うが……」 ゴクリ。 「部屋で猫でも飼ってんじゃねえよな」 その目は、あたしとお兄ちゃんに向けられている。 「なんで……そんなわけ……」 冷静に言いかけて、言葉を切ったお兄ちゃんは、あたしを見る。 え? あたしが疑われてる? 「え?え?ね、猫?か、飼ってるわけないじゃんっ……」 犬だし……って、そういう問題じゃないのは分かってる。