テルさんは、観察力ってものが普通の人の比じゃない。 お母さんはごまかせても、テルさんが流してくれるわけないのは分かってるけど。 「な、なにもないよ。なんで?1人で公園フラフラしてただけだし、べつに誰にも……会ってない、うん」 「喋りすぎたな、美月」 「……っ」 墓穴掘りまくりなのも分かってるし。 分かってるから……! だったら尚更ほっといてってば! 「あとで凌牙にーーー」 「テルさんうるさいなんでもないっ!」 もう、テルさんに敵うわけないし。 あたしはそのまま部屋へ駆け上がった。