「……?」
顔をあげると、図体の大きい3人の男があたしを見下ろしていた。
明らかに柄の悪そうな3人組。
俗に言うチンピラって感じの。
お兄ちゃんはチンピラをバカにしている。
一般人からすれば、ヤクザもチンピラも変わらないけど。
いつかそう言ったら、ものすごく怒られたっけ……。
というわけで、屋敷の人たちで慣れているせいか、目の前にそんな男の人が現れても全く恐怖心はない。
と、そこへ。
「くぅん……」
再び鳴き声が聞こえて。
しかも近い!
「わんこちゃん!」
声の元へ駆けだそうとすると。
「っ……」
男に腕を掴まれた。



