「黎くんが連れて来たとなれば、美月が黎くんの彼女って周りは認識するわけで……それに」 「…………それに?」 「倉庫に行けば、勇牙に会うのは分かり切っていたわけでしょ?過保護なお兄ちゃんに、俺の好きな女は美月だってことを、示そうとしたんじゃない?」 「えっ……」 「かっこいいじゃない。正々堂々としてて」 あたしの腕を掴んで「来るか」そう言った時、たしかに黎の目は真剣だった。 黎は……。 黎は……。 あたしを彼女だと公言してくれるつもりで、倉庫へ連れて行ったの……?