「……」
あの。
うちの家族って、どうなってるの……?
ヤクザになる前には、暴走族の総長をやらないといけないの?
頭の中がハテナだらけで言葉も出ないあたしをお母さんが笑う。
「暴走族って言ってもね、誰かに危害を加えたり、街を荒らしたりしてるわけじゃない」
「……うん」
「なんていうのかな、色んな事を抱えた者同士が集まって、色んな話して同じ風を切って走る……。まあ……青春よねっ♪」
「お母さん……」
そんな言葉がお母さんの口から出るなんて。
あ、じゃあ。
「お母さんも、あの倉庫によく出入りしてたの?」
「え?じゃあ美月も行ったの?」



