真っ直ぐ突き進んだ後、黎が階段を上った。
だから、あたしもそれについて行くしかなくて。
そのフロアは下とは少し雰囲気が違った。
座り心地のよさそうなソファが置いてあり、数人の男の子が飲み物片手に談笑している。
ざっと見渡して、男の子が6人、女の子が2人。
女の子がいたことにちょっと安心した。
「えっ!?はっ!?」
すると、素っ頓狂な声が聞こえてきて。
「なんで美月がここにいるんだよ」
その聞き慣れた荒っぽい声に目を向ければ。
「颯人!?」
「おいっ、何しにきたんだよ」
持っていたドリンクをバンッと置いて、ずかずか歩み寄ってくる颯人は、とても怖い顔をしていた。



