再びバイクを走らせついたのは。 大きな埠頭の近くの倉庫街。 似たような倉庫がいくつも並んでいる、決して治安がいいとは言えないような場所。 「ちわーっす」 だって。ほら。 柄の悪い高校生がいっぱいいる……。 ……黎はいつもこんなところで遊んでるの? それにしても、掛けられる声にはオール無視。 友達じゃないの? たくさんの疑問を抱えたまま、無言で倉庫に入る黎にちょこちょこついて行く。