「今日さ、お前の親いないだろ?だからご飯食べに来るついでに勉強教えて。お願いします。」



手を前で合わせて頼む駆流。



「あっ、そうだった!いいよー。おばさんの料理美味しいし!!」




話しながら駆流の家に向かう。




「「ただいまー!」」




「あっ、おかえりー。光ちゃんも一緒よね?」



「うん。今日は夜ご飯楽しみにしてまーす!」



「あら、期待されちゃったわ!じゃあこれから作るから手伝ってもらえる?」



「はい!」



私は駆流の家に置いてるエプロンを着けると手を洗ってトマトを切る。




私がサラダ、おばさんがカレーを作る。




30分くらいで作り終わって、3人でテーブルを囲む。




「うん。美味しい。光は何作ったの?」




「・・・・・・サラダ。」




「ふはっ!!まぁ、そりゃ美味しいよな。」




「・・・・勉強教えない。」




「すいませんでした。」




そんなやり取りをおばさんが笑いながら見る。




「あっ、お父さん来月帰ってくるって。」




「おばさんそれ本当!?やったー!久しぶりに会えるね!!」




「そうだな。1年半ぶりかな。」




ちょっとだけ、駆流のテンションが低い。




食べ終えて、食器を運んでいるとおばさんに呼ばれた。




「駆流ね、お父さんの話をするとあんな感じなの。私から聞こうとしても、言いたくなさそうだから、光ちゃんからさり気なく聞いてもらえないかな?私も言われないと何も出来ないしね。」




「分かった。後で聞いてみる。」