君と駆ける夏

「うん。まぁ、ね。でも、咳が出るだけで後は大丈夫だから。気にしないで。」



「・・・・・そっか。気をつけろよ。」



「うん。ありがとう。」



そう言うと駆流は練習に戻っていった。



「光先輩!前よりもいい感じじゃないですか?駆流先輩と!!」



ニヤニヤ笑う萌絵ちゃんに腕を突っつかれた。



「え!?そうかなー。変わらないと思うけど。」



「でも、周りから見たらそうですよ!特に、駆流先輩が優しくなったって。前も優しかったですけど。光先輩の事になるとすっごい優しいです!」



確かにそう、かも?



「まぁ、色々あったからね。・・・・・私の気持ちと同じなんてことは無いけど。」



「え?最後の方聞こえなかったんですけど。」



「ううん。何でもないよ。ほら、仕事終わらせちゃお!!」



「あっ、はい!」



自分でも、分かってる。