あれ? 誰かがこっちを見てる。 社食を出た明日香は視線を感じた。 「どうした? 明日香」 と横を歩く秀人が訊いてくる。 「いや……誰かがこっちを見てた気がして」 すると、いつの間にか合流していた秋成が言う。 「誰か女の子が俺を見てたんだろ?」 分けて欲しいな、そのポジティブさ、と横目に見ながら、思っていた。