「魔法で発作を止めたんだ。その効果でしばらく発作は出ないだろうから、そこんところは安心してくれ」
「……分かった」
オフィーリアは少し安心したのか軽く息を吐くと視線を下げる。その姿を見た俺は容赦なく問い詰めに出る。
「オフィーリア、一つ聞いてもいいか?」
「……っ。なに?」
一瞬肩を上がらせた彼女は恐る恐る俺に目を向けた。
どうやらオフィーリアの中で、これから俺が聞こうとしている事に薄々気づいているようだ。
だったら話しは早い。
「お前さ雫を狙われたことないか?」
「っ!」
その質問にオフィーリアは青ざめた表情を浮かべる。そして胸元の雫の結晶体を隠している服の上に指先を置く。
「見たの? これを……」
「ああ、見た」
俺は素直に頷いた。
ここで否定したところで、オフィーリアが抱えている物を聞き出しにくくなるだけだ。だったら彼女が話しやすいようにした方が良い。
「すぅ……はあ」
オフィーリアは息を大きく吸い込み、自分を落ち着かせる様に守護石を掴んだ。
「あなたは……私が狙われているのがこの髪色のせいだと思い込んでいたから、話さなくても良いと思っていたのに……」
「それでも後々気づいていたさ。オフィーリアは何か別の理由で狙われているって」
オフィーリアは服をギュッと掴むと言う。
「その通りよ」
俺に全て話すことを決意したのか、オフィーリアは覚悟を持った目でこちらに向き直る。
「話すよ……私について」
そんな彼女の目線に合わせるように俺は床に膝を付く。
「私は……この雫は──」
その時だった。
オフィーリアが言葉を紡ぎかけた時、嫌な魔力を感じた俺は立ち上がった。
「なんだ?」
右目が微かに魔力を感じ取っている。でもこの魔力は……。
「まさか……気づかれた?!」
オフィーリアも何か思うところがあったのか窓の外を見る。
「気づかれたって!」
まさかと思った俺は右目から眼帯を外し魔力の出処を探る。
そして──
「上か!」
部屋の天井を見上げると遥か空高くに魔力を感じた。
「やっぱり……」
微かだがあの男の魔力と似ているところがある。でもあいつでないことは確かだ。
あいつのはもっと禍々しい魔力だったし、今感じる魔力はそこまで禍々しくない。
ただちょっと体に鳥肌が立つくらいの嫌な魔力だ。
オフィーリアも魔力を感じ取ったのか、体を震わせるとベッドの上で蹲った。
「オフィーリア……」
怖いのだろう。過去に自分を襲った事のある人物で、また自分を狙ってやって来たのだから。
俺は震えるオフィーリアの体を優しく抱きしめる。
「ブラッド?」
彼女はゆっくりと顔を上げる。その表情は酷く怯えきっていた。そんなオフィーリアに俺は微笑んで言う。
「安心しろオフィーリア。お前は必ず俺が守るから」
そう優しく告げ俺は右目を通して魔力を開放する。
「神に与えられし力よ、その力の全てを解き放ち、我らを守りたまえ」
詠唱しながら天井に右手を上げ魔法を発動する。
「神の守り(デューシールド)!」
屋敷全体を神の守りで覆い守りの大勢に入った時。
「……分かった」
オフィーリアは少し安心したのか軽く息を吐くと視線を下げる。その姿を見た俺は容赦なく問い詰めに出る。
「オフィーリア、一つ聞いてもいいか?」
「……っ。なに?」
一瞬肩を上がらせた彼女は恐る恐る俺に目を向けた。
どうやらオフィーリアの中で、これから俺が聞こうとしている事に薄々気づいているようだ。
だったら話しは早い。
「お前さ雫を狙われたことないか?」
「っ!」
その質問にオフィーリアは青ざめた表情を浮かべる。そして胸元の雫の結晶体を隠している服の上に指先を置く。
「見たの? これを……」
「ああ、見た」
俺は素直に頷いた。
ここで否定したところで、オフィーリアが抱えている物を聞き出しにくくなるだけだ。だったら彼女が話しやすいようにした方が良い。
「すぅ……はあ」
オフィーリアは息を大きく吸い込み、自分を落ち着かせる様に守護石を掴んだ。
「あなたは……私が狙われているのがこの髪色のせいだと思い込んでいたから、話さなくても良いと思っていたのに……」
「それでも後々気づいていたさ。オフィーリアは何か別の理由で狙われているって」
オフィーリアは服をギュッと掴むと言う。
「その通りよ」
俺に全て話すことを決意したのか、オフィーリアは覚悟を持った目でこちらに向き直る。
「話すよ……私について」
そんな彼女の目線に合わせるように俺は床に膝を付く。
「私は……この雫は──」
その時だった。
オフィーリアが言葉を紡ぎかけた時、嫌な魔力を感じた俺は立ち上がった。
「なんだ?」
右目が微かに魔力を感じ取っている。でもこの魔力は……。
「まさか……気づかれた?!」
オフィーリアも何か思うところがあったのか窓の外を見る。
「気づかれたって!」
まさかと思った俺は右目から眼帯を外し魔力の出処を探る。
そして──
「上か!」
部屋の天井を見上げると遥か空高くに魔力を感じた。
「やっぱり……」
微かだがあの男の魔力と似ているところがある。でもあいつでないことは確かだ。
あいつのはもっと禍々しい魔力だったし、今感じる魔力はそこまで禍々しくない。
ただちょっと体に鳥肌が立つくらいの嫌な魔力だ。
オフィーリアも魔力を感じ取ったのか、体を震わせるとベッドの上で蹲った。
「オフィーリア……」
怖いのだろう。過去に自分を襲った事のある人物で、また自分を狙ってやって来たのだから。
俺は震えるオフィーリアの体を優しく抱きしめる。
「ブラッド?」
彼女はゆっくりと顔を上げる。その表情は酷く怯えきっていた。そんなオフィーリアに俺は微笑んで言う。
「安心しろオフィーリア。お前は必ず俺が守るから」
そう優しく告げ俺は右目を通して魔力を開放する。
「神に与えられし力よ、その力の全てを解き放ち、我らを守りたまえ」
詠唱しながら天井に右手を上げ魔法を発動する。
「神の守り(デューシールド)!」
屋敷全体を神の守りで覆い守りの大勢に入った時。



